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編む生活

更新日:5月10日


 糸を編む生活は、心穏やかで安定した場所の提供から始まります。


 時の流れを編むことで埋めると、面が構成されます。構成された面を立体図を使って立ちあげれば、日常に使う道具が生まれます。

 面が立体となり道具となるのです。

 ここに糊やラッカー塗装を行うと、確りと形を保ってくれます。

 手持ち取っ手を付ければ籠のようにも使えて、ランプシェードにもなり、底板を貼れば丈夫なバッグも出来上がります。


 この編む道具の特徴は機械生産と違って丈夫な事です。綾を絡めて次に進めますから、面全体が一本の糸で構成され、この仕組みが、切れにくい「丈夫さ」を作り出します。

 布と違い、味わいのある混じりけの無い手作りそのものの風合いが生まれます。


レース編みの中にも大量生産時代に機械編みが考案されて作られていますが、機械では厚みの味わいを出すことは不可能です。どうしても薄いレース編みとなってしまう特徴があります。太い糸では機械が織るに難しく、手で紡いだ糸にも反応できません。

 それは丁度、布の紬が、永遠に機械仕立てになることが出来ない原因でもあります。


 二本の編み棒を使っても、かぎ針棒を使っても、編む品物は、一本の糸から生み出されます。




 こうしてかみ砕いて糸を考察してみると、歴史の中の女性がどうして時を超えて、編み物に惹かれてやまないのだろうという疑問の回答が見えてきます。


 女性はその巧みな細い指で、子育てをしながら家庭を守る時間を利用し、家族の豊かな生活の広がりを作り出してきました。


 なんと優しく賢くステキな事でしょうね。


 


どうぞ貴方も編んでみませんか?



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